前年比31%増!テイクイーツ導入がもたらした売上アップの秘訣

京都・北山通に本店を構える「マールブランシュ」。1982年の創業以来、京都の素材を活かした洋菓子作りで、多くの人々に愛されているパティスリーです。
看板商品である「お濃茶ラングドシャ 茶の菓」は、京都産の上質なお濃茶を使用したラングドシャ生地でホワイトチョコレートを挟んだ逸品で、地元の人々や観光客に広く親しまれています。
2025年現在、北山本店をはじめ、京都市内に複数の店舗を展開しており、各店舗で限定商品や季節のスイーツを提供しています。

テイクイーツの導入は2020年7月。その経緯と現状について、お客様一人ひとりのニーズに寄り添ったサービスを提供するコンシェルジュグループのグループ長、大坪明人様にお話を伺いました。
コロナ禍の新戦略—テイクイーツ導入の決断
テイクイーツを導入することになったきっかけを教えてください。
コロナ禍で2020年5月に一時休業を余儀なくされました。その際、新たな取り組みとしてデリバリーを開始したのですが、注文は電話やGoogleフォームで受け付けており、管理の手間が大きな課題となっていました。
具体的にはどのような課題がありましたか?
注文の集計を手作業で行っていたため、業務負担が大きく、お客様にとっても注文の手続きが煩雑でした。さらに、決済方法が現金のみだったため、利便性の面でも課題がありました。
それでテイクイーツの導入を決定されたのですね。決め手は何でしたか?
テイクイーツは、柔軟な設定が可能であり、特に以下の点が魅力的でした。
- お客様が直感的に操作ができる
- 会員登録不要で簡単に利用できる
- お店の推し商品を目立たせることができる
これらの機能により、お客様の利便性向上と店舗の管理負担軽減が期待できると考え、導入を決定しました。

問い合わせ減少&注文数増加!導入後の実績
実際に導入してみて、どのような変化がありましたか?
コロナ禍で閉店時間を20時から17時半へ短縮しましたが、ネット予約の導入により、営業時間外でも予約を受け付けられるようになり、利便性が向上しました。また、予約の準備がしやすくなり、管理の手間も大幅に削減されました。以前は注文内容を手書きで記録し、店舗スタッフへ伝達していましたが、テイクイーツ導入後はデジタル管理が可能になり、オペレーションがスムーズになりました。特に、北山本店では一番人気のデザートクッキーに関する問い合わせが大幅に減少したことが、大きな効果の一つです。
どれくらい減ったのでしょうか?
以前はデザートクッキーに関して1日20件ほど問い合わせがありましたが、導入後は問い合わせがない日も出てきました。お客様が電話をすることなく確実に予約できるようになり、便利になったと感じています。
売上や注文数の変化はありましたか?
北山本店では、テイクイーツ経由の注文が前年比で131%になりました。また、最短受け渡し日時を2日前から当日3時間前に変更したことで、注文数が40%増加しました。
スタッフの負担軽減にもつながりましたか?
そうですね。特にカウンター業務が効率化され、電話対応が減ったことで、スタッフが接客や製造に集中できるようになりました。結果として、業務全体のスムーズな運営につながっています。

ネット予約で新規顧客を獲得!成功の秘訣とは?
新規のお客様の獲得にもつながりましたか?
はい。店頭で予約されるお客様は近隣の方が中心でしたが、ネット予約を開始したことで、ネット予約を利用するお客様は近隣住民と観光客が半々となり、新規のお客様が増えたと実感しています。
テイクイーツをどのようにお客様に周知しましたか?
主に、過去2回のテイクイーツ認知キャンペーンを実施しました。1回目は北山本店でテイクイーツを導入した際、2回目は前日予約が可能になった2023年10月のタイミングで行いました。
店頭や電話で予約されたお客様に対して、ネット予約が可能であることを伝え、名刺サイズより少し大きな案内カードをお渡ししました。また、2回目のキャンペーンでは、店頭にスタンドを設置し、Webでの告知も実施しました。
お客様からの反響はいかがでしたか?
このキャンペーンを通じて、今では多くの方にご利用いただいています。「当日予約ができるのが便利」といった声を多くいただいております。

効率化と顧客満足度向上へ—テイクイーツの次なる展開
今後、テイクイーツをどのように活用していきたいですか?
予約管理のデジタル化をさらに進めたいと考えています。現在は紙とデジタルの両方で管理しているため、今後は電話や店頭予約時の紙の使用を減らし、より効率的な運用を目指したいです。特に、事前予約が多いクリスマスにおいては、管理をテイクイーツに一本化し、業務の負担を軽減することを目指しています。
また、期間限定商品のPRを強化するため、「お知らせ」機能を活用し、販売前から情報を掲載したり、メール配信で告知を行いたいと考えています。
そのためには、まずネット注文の認知を高めることが重要です。店頭で予約をしようとされるお客様にネット注文の方法を案内し、実際に体験していただくことで、その後もネット予約を積極的に活用してもらえるようにしたいと考えています。

店舗情報

テイクイーツ編集部
テイクイーツのコンテンツ編集チーム。テイクアウト(お持ち帰り)注文のネット予約・決済に関するコンテンツを執筆しています。